糸あやつり人形劇団みのむしの日記  http://mino3064.com


by mino3064

宮古市に行って

東日本大震災から1年と7ヶ月。
東北支援公演も5回目になりました。

今回は宮古市で6回公演をしてきました。
「みのむし」ホームページ担当の私は宮古市の港地区:鍬ヶ崎出身です。

なにもかも失った町。
目の前が海だった実家も、もうありません。
それでも、懐かしい屋号を掲げて営業を始めてる小さなプレハブの店舗がポツンポツンと…
仕事も 住む家も失った町での再開は本当に大変だと思います。
誰かが動き出すことで、町に人々が、活気が戻ってくることを願っての再開だと思います。

母校の小学校近くの高台に「熊野神社」があります。
津波は前〈港)と後ろ(蛸の浜)からダブルで町を襲いました。
「おぐまんさま(熊野神社)に逃げた人は助かった」 そうです。

町が、家が、人が…津波に飲まれるサマを目の当たりにしたこどもたちの胸の内はどんなだったことでしょう。
こどもたちは元気で明るく過ごしているが、1年半経った今でも、時折粗暴になったり、心が不安定だと先生はおっしゃいました。
同じような話を他の保育所でもうかがいました。

こどもたちは本当に大変な経験をしてしまったのです。
こどもたちの心にじっくりと向き合うケアの必要性を訴える先生の言葉は重かったです。

「震災を次世代に語り継ぐのはこの子たち。忘れてほしくはない。
でも、忘れて元気になって欲しい」

矛盾するその思いはおとなも同じでしょう。
時間の経過とともにそれぞれの事情が細分化し、問題はより深くなっているようでした。
それでも、前を向こう、みんなでより良い町に復興させようという思いで支えあい、頑張ってることが友人たちの姿から強く伝わってきました。


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人形劇を見るこどもたちは、
身をよじらせて大きな声で笑ってくれました。

このこたちの笑顔が
まわりのおとなや町をきっとゲンキにしてくれることでしょう。



東日本大震災の被災地では、まだまだ困難な遠い道のりが続いてます。
どうか、みなさん、見守ってください。 応援してください。
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by mino3064 | 2012-10-13 18:59